今回は福岡を彩るグッドミュージックを挟みながらの記事になります。
人口あたりのライブハウスおよびクラブの数が日本一といわれている福岡。もちろん、数が多いことが正義とは限りませんが、おかげさまで今日もこの街のどこかで誰かが音楽を鳴らすことができています。
Melotronmelon
加えて最近注目され始めたローカルシーン。福岡は、日本の音楽都市の筆頭となっていける可能性を秘めているんじゃないでしょうか。
福岡のバンドシーンとクラブシーン
福岡のシーン、最近盛り上がって来たかというるとそんなこともない気がします。
というのも、福岡は元からバンドシーンもクラブシーンもアート界隈もかっこいいミュージシャンが多かった。それはNarrativeの原点でもあり、メディアが始動して改めて気づいた点でもあります。
little side effect
abelest
おもしろいイベントが多く、若手からベテランまでカッコいいミュージシャンがマイペースに活動しています。この記事内にちょこちょこ貼ってるYOUTUBEはほんの一部。前に書いた福岡のナイスなイベントの記事なんか追ってるとカッコいいミュージシャンの情報を拾えると思います。
MONO SAFARI
ただ、なんというかコンパクトな都市であるだけに、いろんなジャンルのミュージシャンが同じイベントや界隈に同居してて、ちょっと外側からは見つけにくい状況にあるような気もしてるんですよね。
ミュージシャンと二人三脚なマネージャーやメディアの大切さ
そこで重要になってくるのがマネージャーやレーベル、メディアの存在じゃないでしょうか。
バンドが自身でブランディングできる人脈や時間を持っていて、営業できるならそれに越したことはないでしょうが、そんなこと言われてもなかなか難しい。あと、そんな営業活動に興味のない職人気質のミュージシャンも多いですしね。
レーベルやマネジメントが外部で連携して躍進したミュージシャンの活躍も目覚ましい2017年でしたね。
Attractions
あとは、それらの情報を取りまとめるメディア。もっと分かりやすく福岡の音楽を取り上げるメディアになれればということでNarrativeも始まったわけです。
ローカルシーンのおもしろさ
ローカルのいいところは、上昇志向のガッツリ派と売れることなんて考えてないゆったり派が一緒くたに混ざり、シーンを作っているところにあるような気がします。
NYAI
もっと街にそんなローカルミュージシャンの音が溢れて、ライトな音楽好きが気軽にアクセスできるようになればいいな、とそんなことを考えたりしています。最近は、アパレルとライブがコラボして一緒にイベントをやったり、そんな動きも多くなってきた実感もあり、もっとその辺も取り上げられたらいいですね。
COLTECO
たとえば、福岡が誇るゆるフェス、CIRCLEに来てる人たちに普段から福岡のミュージシャンの音楽を聴いて欲しいです。もう聴いてたらごめんなさい。
タイムラインに埋もれた音楽を逃したくない
そのミュージシャンがその音楽を作り上げるまでに、いろんな人生や価値観が邂逅しているんですよね。
lee (asano+ryuhei)
「音源リリースしました」「MV作りました」「イベントやりました」
作り手はもちろん、ここに関わる人達のいろんな技術や感覚がどうやって研ぎ澄まされていったのか。人となりや音楽についてのその人らの哲学を紐解くことで、よりその音楽が洗練されて聴こえるかもしれません。
文脈をすくい、発信し、多くの人に届けるお手伝いができれば。
そのために2018年からはこれまでのインタビューと運営のコラムに加え、いろんな企画にチャレンジしていきます。
今年も福岡のグッドミュージックおよびNarrativeをよろしくお願いいたします。