まとまったアーティスト情報がweb上で「見つからない」ことについて

text by うえみずゆうき

福岡インディーズバンドの最近のこと、これからのこと、何か知ってますか?

「今度、〇〇が△△でライブするらしいよ」というレベルの情報であったとしても、知らない人がほとんどではないでしょうか?今回は、福岡のインディーズ情報がweb上で簡単に見つからないことについて考えます!

情報がweb上に存在しない問題は本当にあるのか?

情報を探そうと思ったとき、Googleなどで検索する(ググる)方は多いと思います。このご時世に「情報がない」なんて都市伝説か何かと思っている方もいるかと思いますので、とりあえずググってみましょう。

試しに友人のバンドをいくつかググってみたら、YouTube動画がいくつかとTwitterが出てきました。ブログ記事もありますね。思いのほかちゃんと情報が出てきました。

ただ…

情報が断片的!!「その人の何らかの情報」であることには違いないけど、まったく体系立ってない!

たとえば、「次のライブはいつ?」「最近のリリースはいつ?」「どこで聴ける(買える・会える)の?」「今も活動してるの?」

ほしい情報が全然出てこない!むしろ、その人の情報が邪魔して、欲しい情報が出てきません。

アーティストの存在確認まではできたとしても、そのアーティストの体系立った情報にたどり着けない。そういった意味では、「web上に必要な情報が存在しない」問題は実際にありそうです。

間口を広げ、そして広げっぱなし

近年、インターネットのおかげで方法論が充実しています。SNSなんかはその最たるものでしょうし、音楽を気軽に発信できるようなwebサービスも増えています。そうした背景もあって、アーティストの存在確認と一部断片情報は容易にアクセスすることができるようになりました。

一方で、さらなるアーティスト情報に踏み込むときに、まとまった情報がないという問題が出てきました。そうした問題回避のためにも自分のwebサイトなどで体系だった情報をまとめておく必要があると思うのです。いろいろなサービスで間口を広げるのはいいけれど、たどり着く場所がないというのはもったいないですよね。

多くのインディーズバンドがwebサイトをおろそかにしている!

体系立った情報を求めて、今度は「オフィシャルwebサイト」を探してみます。

なんと!「見つからない」 or 「無料サイト」のオンパレード。

「見つからない」ということは、「情報がない」に等しいです。認知してほしいと思っているとしたら残念ですね。

「無料サイト」についても、考えものです。やたら「◯◯で無料サイトをつくろう!」 とかいう文言が書かれています。個人的に、これはブランディング的に最低だと思います。年間数千円から1万円程度で立派なwebサイトをつくれる時代です。月にして1,000円未満。メンバーで割ったら数百円ですよ。ここは頑張りたい。

「webサイトなんて誰が見るの?」と思うかも知れませんが、検索するほど情報が欲しい人にとっては大事な場所だと思います。腰を据えて活動していくつもりのアーティストならなおさら意識したほうがいいと思います。

見やすくて、体系立った情報を!

なにもwebサイトに限らず、facebookページやTwitter、Instagramなどでも、体系だった情報発信ができているのならそれでよいと思います(性質上、情報が流れていくので、相当考えながらやらないと難しいでしょうが)。方法論はさておき、「欲しい情報が見つからない」というのは避けたいですね。せっかく「知りたい」と思っている誰かがいるのかも知れないのですから。

うえみずゆうき:Narrative 代表。バンド「homesick」のボーカルとギターとして音楽活動を行なっている。Twitter @y_uemizu